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静岡県東部のソウルフード!限定酪農家こだわり生乳の「丹那ヨーグルト」

by f:id:Bosssuke:20160617090327j:plain 内山ボススケ

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「ああ!いけません!私には丹那というものが!」。……イエス。私には丹那というものがあるのです。そう、あなたにもね。チェケラ。

あの人気レストラン「さわやか」より静岡県東部民がザワつくもののひとつ……丹那(たんな)牛乳。

その中でも注目したいのは「丹那ヨーグルト」。1977年からの超ロングセラーな逸品です。

丹那地区の限定酪農家「低温殺菌部会」の生乳だけで作られた超すてきヨーグルト。最終的にオレはこのヨーグルトがNo.1。おすすめです♪


丹那盆地と丹那牛乳

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丹那盆地は静岡県田方郡函南町に位置する盆地。天然記念物にも指定されている「丹那断層」は、伊豆半島ジオパークの一部としても注目を集めています。

酪農の歴史は古く、明治時代から。交通の便が悪く貧しいかった丹那のため、当時の地主の川口秋平らが牧場を開いたのが始まりだとか。

そして、丹那の酪農家たちが「自分たちの子や孫に飲ませる安心で安全な牛乳を」と創設したのが丹那牛乳だとのこと。素敵!


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牛さん「おいしいよ!」


丹那ヨーグルトのパッケージがレトロかわいい

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丹那ヨーグルトの発売は1977年。レトロかわいいこのパッケージも魅力。

フタは昔の「丹那農協」って入ってるやつのほうが良かったかも。


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横からドン!!

数十年も食べ続けてきたけど、こんなに下から見上げたことはなかった。神々しさある。


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パッケージに描かれているのは富士山と牛。富士山と、愛情たっぷりに育てられた丹那の牛が描かれています。

なかなかパッケージに富士山が描かれたヨーグルトってないですよね。いやーこれ出ちゃうかなー。お土産に…って人気出ちゃうかなー。ちゃう出かなー。ちゃうちゃう出かなー。


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成分表示ばばん!!

ここには「牛乳」としか書かれていませんが、丹那地区の限定酪農家「低温殺菌部会」が毎日しぼる牛乳を、低温殺菌(65℃30分間)したもの。工場から2km以内の牧場から運ばれる牛乳は新鮮そのもの。

ウソみたいだろ。こんなにこだわっても「牛乳」としか書けないんだぜ。

ちなみに1カップのカロリーは「87kcal」です。


丹那ヨーグルトを食べる

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どどん!フタを開けると、いきなりヨーグルト。

「いきなり!おいおい!いきなりヨーグルトかよ!!」と驚いた皆さん。ノリ良すぎかよ。

でも丹那ヨーグルトの特徴は、いきなりこの白い表面に現れています。


ホエー(乳清)がほぼない

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一般的なヨーグルトは、表面に水分が溜まっていますよね。あれはヨーグルトを作る過程でできたホエー(乳清)なのです。

そもそもホエーは、ヨーグルトの発酵が進み本体の収縮が進んだときに、分離・押し出された栄養分だとか。へぇー。

そのホエーがヨーグルト本体に留まっているということこそ……いわずもがなですね。


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ヨーグルトの固さは、一般的なものより少しハード。

スプーンですくったままの形がそのまま見えます。


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食べ進めていってもこの通り。まるでアイスクリームみたいですよね。

ホエーはまったく染み出てきません。へぇー。


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ばばん!

締まっているので、このように富士山のようなすくいかたもできます。贅沢!ばかっ!!


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おすすめの1口はこれくらい。さっきみたいなすくいかたはダメです。しっかり味わいましょう。

……ちょーうまい!ちょーうまいよ。うん!この味だぁ〜♪

最大の特徴は「味」。甘さと酸味のバランスが本当に独特で、まさに他に類を見ない味。ハマったら最後。代わりのヨーグルトはありませんよ。

静岡県東部を離れて、久しぶりに食べたら泣く味よな。これ。

舌触りも滑らか。世の中にはレアチーズケーキのようなヨーグルトもありますが否!そもそもレアチーズケーキみたいなの食べたいならレアチーズケーキ食べればいいんだよ。なんでヨーグルトにレアチーズ感を求めるんだよ。

丹那ヨーグルトは、ヨーグルトとしての自我を保った最大限に滑らかな舌触りなのです。


40年以上愛され続ける「丹那ヨーグルト」おすすめです♪

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丹那ヨーグルトについては、もう好きすぎて正常な判断ができているとは思いません。でもさ、おすすめってそういうものでしょ。しょうがないよ。好きなんだから。

ポイントはやはり、甘みと酸味の絶妙なバランスが織りなす独特の「味」。ハマったら抜け出せませんよ。

お取り寄せができないこの丹那ヨーグルト。静岡県東部はもちろんですが、西部・中部でもスーパーなどで見かけることがあるかも。要チェックですよ!

おすすめ♪


おすすめしたお店

丹那牛乳

※ 丹那牛乳の隣にある体験型牧場「酪農王国 オラッチェ」でも販売しています♪



書いたひと

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内山ボススケ

静岡県在住の地元ラブな編集・ライターマン。日夜、世界中を飛び回り、静岡県の情報を集めている。痛風予備軍。やばい。ぐるなび社「みんなのごはん」でも静岡県グルメ記事を執筆中。

Twitter:@bosssuke
著書:静岡のおきて シズオカを楽しむための50のおきて


※ ソウフルード → ソウルフードに訂正いたしました。ご指摘ありがとうございます

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