秋も深まりつつあるこのごろ、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
富士山といえば、日本の…いや、静岡のほこる霊峰。その麓でしか食べることができない「雲のようなかき氷」をご存知ですか?
雲のように白く、雲のように軽く、気がついたらなくなっている…。
そんな、雲のような絶品かき氷「雲上かき氷」をおすすめします。
雲上かき氷を求めて出発!
雲のようなかき氷が食べられるのは、やはり雲の近く。
富士宮は富士登山口へと向かう道すがらにあります。
秋晴れの空には、かき氷のような雲が!。あの雲の中心点に、雲上かき氷があるはず。道に迷ったら雲をチェックしよう!(当然ウソです)
あっさり着きます!
「雲上って言うから、登山靴はいてきたよ」という皆さん!
安心してください!はかなくていいですよ!
国道139の「登山道入口」から車で10分、新東名の新富士ICから20分ほどの場所にある「UNJYO Coffee」。
ここで食べられるかき氷こそが、極上の雲上かき氷です。テンション上がりますね!
テンション上々かき氷!!
富士の恵みを全身に!
かき氷に使われている水は、富士山麓の地下180mからくみ上げた天然ミネラルウォーター「雲上水」。富士山の雪解け水や雨水を、長い年月がゆっくり育てた生天然水なのです。
そして、この「雲上水」を2〜3日かけてじっくり凍らせた氷を使って「雲上かき氷」は作られます。
地元食材にこだわったソースは全て手作り。
富士宮は「いでぼく」の牛乳を使った自家製練乳、富士宮の苺屋さんの苺、静岡県産の抹茶など、富士・静岡の恵みが氷に乗っています。
MEGUMI ON THE ICE!
かき氷ができるのを待つ…
かわいいお店の前には、ベンチがあります。
こだわりの氷ゆえ少し時間がかかります。じっくり待ちましょう。
かわいいハンドクラフト雑貨も売っています。
お店の奥には、広々としたテラスも。20〜30人くらいは座れそう。
残念ですが、富士山は近すぎて見えません。
しかし、さすが富士山の麓。空気がとてもキレイで、空がくっきりと見えます。 深呼吸して、かき氷を待ちましょう。
これが「雲上かき氷」!!
ばばーーーん!! これが人気No.1の「いちごやさんのいちご練乳」
どうですか!?空から雲をちぎってきたようなビジュアル。とても、かき氷とは思えません。
薄く削られた氷が、ふんわり優しく盛りつけられています。
写真からも、ふわふわ感が伝わるのではないでしょうか?
雲上かき氷はフワッ!フワッ!フワッ!フワッ!!…と、取り乱すのも無理ないこと。
ちなみに、特製いでぼく練乳は、幾重にもなり雲中に仕込まれています。これだけ食べても美味しい!
いちごやさんのいちごソースは、別に用意されています。
カップから立ち昇ってくる甘酸っぱい香りは、まさに苺そのもの…。
こ…これをかけるのか!
かけた!!
かけました!!
ぎゃーー!うまそうーー!!
口の中に入れると、極上の苺の甘みと、優しい優しい練乳のまろやかさが広がり、氷とともに消えてなくなります。
本物の苺より苺として美味しい…。
練乳なのに甘いのに後味スッキリ…。
口に入れたはずなのに瞬間的になくなっている…。
どういうことだ、これ。
まさに雲上!極上にして雲上!至上にして雲上!!
そして、風とともに去りぬ…。なごり美味しい…。
飲み干します。ごちそうさまでした!!
最後に残ったソースを飲み干しても、後味さっぱり…。おかしいだろ、これ。
いかがでしたか?
富士山の麓でしか食べることのできない、極上・至上・雲上かき氷。いかがでしたか?
「おいしそうだけど、もう秋だしね」と思った皆さん!ご安心を!
今年は、秋・冬でも楽しめるよう温室が用意されるとか!また、秋らしくサツマイモ・栗・かぼちゃのかき氷を準備中らしいですよ!
僕らの夏は終わらないぜ!
それではまた!静岡県で!!
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書いたひと
内山ボススケ
静岡県在住の地元ラブな編集・ライターマン。日夜、世界中を飛び回り、静岡県の情報を集めている。痛風予備軍。やばい。ぐるなび社「みんなのごはん」でも静岡県グルメ記事を執筆中。
Twitter:@bosssuke
著書:静岡のおきて シズオカを楽しむための50のおきて