静岡のすゝめ

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冒険気分が味わえる未開の洞窟!神秘のアドベンチャースポット「滝沢鍾乳洞」

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静岡県には神秘的な自然がたくさんあります。

日本一の富士山があり、そのまんまジオパークの伊豆半島があり、絶景の寸又峡があり、南には駿河湾と遠州灘が広がります。

そして西部には……大小さまざまな「鍾乳洞」があるのです!

観光洞窟として有名なものは「竜ヶ岩洞」「鷲沢風穴」「小堀谷鍾乳洞」の3つ。

しかし、もっと本格的なアドベンチャーを求めている方におすすめの鍾乳洞があります。


神秘の鍾乳洞「滝沢鍾乳洞」

石灰岩石に覆われた滝沢山岳の地下で、数万年の時を経てできあがった「滝沢鍾乳洞」は、総延長165m、高低差30mという大規模な洞窟。

鍾乳洞内の温度は常に15℃前後に保たれており、天然の冷蔵庫としての役割も果たしていました。

また縄文土器のかけらも発見されており、「遺跡」としての側面を持つという古代ロマンあふれる神秘のスポットです。


休校中の「浜松市立滝沢小学校」に到着

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滝沢鍾乳洞の入り口は、休校となってしまった「浜松市立滝沢小学校」のすぐそば。

建物もきれいでいい感じの小学校です。観光地とは無縁の世界です。


少し寂しさが漂う滝沢小学校

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避難場所に指定されています。


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尊徳もどこかもの悲しげ。




現実からの非現実。校庭の奥に鍾乳洞が!

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しんみりしながら校庭を横切ると、看板発見!

ここが滝沢鍾乳洞の入り口です!


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階段を上っていくと案内板と神棚があります。

静かな林に、フクロウのような鳥か獣の声が響き渡ります。

すでに雰囲気は抜群!それでは鍾乳洞へ!


余談だけど看板にすごいこと書いてあった

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昔ここに住む村人が、この洞窟に犬を入れたところ、数日後に長野県の諏訪湖へ出たと伝えられて、洞窟の深さが想像できます。

犬入れちゃダメ!そして諏訪湖にいたの別の犬だよ……きっと。


いざ!滝沢鍾乳洞へ突入!!

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暗い。入り口ですら真っ暗闇です。まさに地球の割れ目。

しゃがんで一人ぎりぎり通れるぐらいの高さでしょうか。


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鉄パイプの手すりと石の階段がありますが、泥も多くて滑りやすいです。足元注意!


光が入るのは入り口まで

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ライトとフラッシュ無しだとこんな状態です。放送事故です。


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おそるおそる降りていくと広い空間に出ます。

ここは、5つのホールで構成されている滝沢鍾乳洞の第1ホールにあたります。


鍾乳石と養蚕の地がお出迎え

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ありました!鐘乳石っぽい石!

あと何千年かすれば立派な鍾乳石になるそうです。

……何千年!


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見上げるとこんな感じ。


養蚕に利用されていた場所も

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温度が一定で保たれやすい特徴を利用して、養蚕に利用されていたそうです。

活用を考えた松本先生もすごいけど、蚕もすごい。


いざ鍾乳洞探検!

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第2ホールの入り口を探しつつ、鍾乳洞探検へ!

迫り来る岩にテンションが上がります。


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とりあえず一番奥の大きな穴を進みます。


コウモリがいた!

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冬眠中のコウモリを起こすと、それだけで体力を使ってしまって死んでしまうこともあるそうです。静かに撮影&通り過ぎました。


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奥へ


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奥へ奥へ


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石でできた棚があって通れなくなってしまいました…一時撤退。

ちょっと引き返そう……。


ハプニング!突然消えたライト

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ライトが消えた!なにこれ!真っ暗!!

デジカメの液晶画面だけがぼんやり光るなか、小さくも太鼓のような音が聞こえます。

なんだろう……。規則正しくリズムを刻んで……。

って、自分の心臓の音ですよ!

静寂と暗闇の中では、自分の心臓の鼓動がこんなにわかるものなんですね……。

しかし、これは渡りに船。もしかして…と思って持ってきた秘密兵器を取り出します。


秘密兵器「ブラックライト」!

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これがブラックライトです。

いわゆる「紫外線」のライトで、蛍光物質がふくまれる鉱物を光らせることができます。

鍾乳洞には蛍光鉱物ってあるのでしょうか? 興味津々!

ブラックライト点灯!

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iPhoneで照らした通常の状態……。

これが……。


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おおお、とても小さな鉱物ですが光ってますよ!


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360℃が光ってまるで宇宙のよう。とても綺麗ですね!

最近は、手頃なお値段で手に入るブラックライトもあるので、もし良かったら持って行ってみてください。


入り口はみつけたものの

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ライトを復活させて、右奥の細い穴を進むと…あれ?

この石棚さっき見た気が……ぐるっとつながっていたのか!

とすると残りは。


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もしかしてこの小さな縦穴?

ゆっくり足から下りてみましょう。


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……隙間にしか見えません。もしかして雨で泥が流れ込んだのでしょうか。

私のでかい頭とふとましいお腹では通るどころか、引っかかって身動き取れなくなりそうです。

しかも狭くて奥を確認できないので足場があるのかすらわからないという状態。

この下に行くには、ドロドロになってもいい服装やヘッドランプなど本格的なケイビング(洞窟探検)装備が必要のようです。

観光気分で覗けるところではないですね。ここで撤収です!


鍾乳洞から出ると、開放感がハンパない!

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滝沢鍾乳洞をでると、眼下に広がる風景が明るくて綺麗です。


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開放感がすさまじい!太陽って偉大ですね。



いかがでしたか?

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観光用に整備されていない滝沢鍾乳洞は、ご覧のとおり第1のホールだけでも十分な探検気分が味わえます。おすすめ!

第1ホールだけなら、多少泥で汚れるもののライトさえあれば十分な冒険ができます。できれば防塵マスクがあるといいですね。

(安全を確認したうえで)一度ライトを消してみることをお勧めします。本当の真っ暗闇が味わえますよ。洞窟のなかで生きる生物の目が退化する理由がわかります。

ただし第2ホール以降に進むには、本格的な装備と指導者が絶対に必要です。十分に下調べ&準備してから臨んでくださいね。 第5ホールでは酸欠のリスクもあるとか……くれぐれもちゃんと準備してください!


おすすめしたスポット

滝沢鍾乳洞

所在地:静岡県浜松市北区滝沢町1520(浜松市立滝沢小学校、裏山)
装備:ライト(2本以上準備しておこう!)防塵マスク、手袋、汚れてもいい服装と靴。
備考:やはり洞窟なので危険はあります。1人では行かないこと。
特に第2ホール以降に潜るなら危険防止のためにも、浜松市役所に事前連絡して許可を得ましょう。


書いた人

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Atsushi.H

静岡県在住のフリーWebライター。天然石、宝石、パワーストーン好き。

最近、地元の偉人や歴史、観光スポットにも興味津々でいろいろなサイトで記事を作成中。




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