静岡のすゝめ

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かわいい御守袋もステキ!厄除観音 法多山さんぽ

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東名高速道路を「透明」だと思いこんでワクワクしたり

うさぎ追いしを「うさぎ美味し」だと思いこんで涙目になったり

法多山を「八田さん」だと勘違いした皆さん、こんにちは。


法多山(はったさん)と言えば、静岡県を代表する名山のひとつで、近年はパワースポットとして注目を集める観光スポット。

今回は、そんな法多山を散歩します :)。 春の陽気に浮かされてお出かけしましょう♪


「法多山」とは?

「法多山(はったさん)」の名で親しまれていますが、お寺の名前は「法多山尊永寺」。

高野山真言宗別格本山のお寺で、いわゆる「本山」より格上。わかりやすく言うと……すごいお寺。やばい。

寺伝によると、なんと725年(神亀2年)に聖武天皇から命を受けた行基上人が、「聖地」を探した末に建立したとのこと。


静岡県を代表する観光パワースポット

そしては「遠州三山」の1つとして、県内有数の賑わいを見せる静岡県を代表する観光パワースポット。

その本尊である観音さまは「厄除観音」として知られており、参拝すればキアヌ・リーブスばりに厄という厄を避けまくることができると言われているとか。

また、四季折々の季節を楽しめることでも有名で、とくに春の700本のソメイヨシノや河津桜や、秋の紅葉は多くの写真愛好家も集まると言います。


門前町から参道をさんぽ

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法多山の門前町には、お土産やレストランが目白押し。ゆっくり寄り道したくなりますが、それは帰り(次の記事)のお楽しみ。

先に進みましょう♪


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大きな門が見えてきました。

あ…あれは!


国指定重要文化財「仁王門」

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これが1640年(寛永17年)建立の国指定重要文化財「仁王門」。

江戸時代初期に建てられたそうですが、様式は桃山時代ものだとか。江戸時代におけるレトロモダンな建築だったということでしょうか。しゃれおつ。


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近づけば近づくほど、その大きさに驚きます。どうですかこの雄大な楼門!

ちなみに門の中には仁王様もいらっしゃるのですが、カメラを向けたらガチでキレられたので撮影できませんでした。続きは法多山で!!


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そして、ここから先が法多山の境内。雰囲気のある長い参道が続きます。

右手には沢があり、涼やかな水の音も聞こえてきます。

自然と気持ちが落ち着いて、頭のなかが自然と整理されてくるようです。

「『キアヌ・リーブスばりに厄を避けまくる』という表現は、まずかったかなぁ…。」


市指定文化財「黒門(くろもん)」

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「『(厄を)避けるチーズ』…でもそれだと『さける』だしなぁ…」。

そんなことを考えていると、左手に存在感のある門が!

この、桧皮葺(ひわだぶき)の真っ黒い門こそが 市指定文化財の「黒門」。


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スッと高くのびたシルエットと、シャープな屋根がシンプルながらとても美しい。

江戸時代中期の建築様式である四本足の門だとか。


もともと法多山には12つの寺があったのですが、明治時代の「一山一寺」の流れのなかで「尊永寺」に統合されました。

そして、この黒門はそのうちの1つ「学頭院 正法院」の正門だったのです。いろいろあるわー。


鎧塀(よろいべい)

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黒門の左右を見渡すと、鎧塀(よろいべい) と呼ばれる塀。

甲冑に見立てた造りのこの塀は、格式が高く武家屋敷等に用いられていたそうです。

へぇ〜!


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かっこいいぜ!ヘイヘイ!!


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……気を取り直し、ゆっくり参道を歩いて行きましょう。


本堂へ向かう石段

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そして法多山と言えば、この259段ある御影石の階段。

右手には観音坂という坂もありますが、これも厄落としだと思って登っています。


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登っても登っても続く!


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まるで同じ写真を見ているようだ!!


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しかし…中腹を過ぎたあたりで、ついに本堂が!

一気に駆け上がるぜ!!


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ち……近づかない!!


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ち……近づかない!!


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さっきより見えなくなったんだが……。


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いやまて!


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おおおおお!!


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ばばーーーん!!


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振り返るとこんな感じ。下が見えません。


法多山尊永寺

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石段を登り切ったところで一気に開放されるこの雄大な眺め。

疲れも一気に吹っ飛びます。


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「厄除」と書いてある香炉。煙で身体を清めましょう。

ちなみに、右手の階段にある小さいパネルには、「ここから先ペットの立ち入りはご遠慮ください」と書いてある。……ここまではokなんや。


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本堂は、スケールが大きすぎて色々なものが画面に収まりません。

「厄除」の字も見えますね。


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本堂から右手の風景。とにかく広い。

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左手の風景。天空の寺です。

ちなみに参拝客の多くは、なんと若者。いわゆる「お寺」のイメージとちょっと違いました。

ちなみに……本堂前のベンチでいちゃいちゃしていたカップルに告ぐ。

キミたち……ここ……寺やぞ!


古代裂御守袋

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そして、ぜひ女性の皆さんにおすすめしたいのが、これ!

昔の女性が、御守袋をカスタムしていたことにあやかって提供している「古代裂御守袋(こだいぎれおまもりぶくろ)」という御守袋です。

現代で言うと、スマフォのケースというところでしょうか。

厄除けの御守りも販売しているので、ぜひセットで買いましょう♪


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バリエーションも豊富!

毎年新作も出るらしいですよ♪


いかがでしたか?

春の陽気に誘われての法多山のお散歩いかがでしたか?

後半は帰り道。言うまでもありませんが「厄除け団子」を食べて帰ります :)

そして……今週末ぐらいから来週いっぱいにかけて、そろそろ桜も見ごろだそうです。

また今週末4/2(土)4/3(日)には、「春のさくらまつり」も開催されます。

桜だんごが食べられるのはこの時期だけ♪

ぜひ、お出かけください♪


ご当地グルメ「袋井たまごふわふわ」も♪

みんなのごはんに書かせてもらった法多山の門前町の「たまごふわふわ」の記事はこちら。

焼きそばとのセットが最高です!!


おすすめしたスポット

法多山 尊永寺

法多山 春のさくらまつり


書いたひと

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内山ボススケ

静岡県在住の地元ラブな編集・ライターマン。日夜、世界中を飛び回り、静岡県の情報を集めている。痛風予備軍。やばい。ぐるなび社「みんなのごはん」でも静岡県グルメ記事を執筆中。

Twitter:@bosssuke
著書:静岡のおきて シズオカを楽しむための50のおきて



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