![f:id:Bosssuke:20161201090935j:plain f:id:Bosssuke:20161201090935j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/B/Bosssuke/20161201/20161201090935.jpg)
こんにちは、葉っぱちゃんです。長らくご無沙汰しておりましたが、みなさんお元気ですか?おかげさまで私は元気です。元気すぎてこの半年の間に5kgほど体重を増やすことに成功しました(実話)。
おっ……!おおおおっううっう~~!!(響き渡る慟哭)食べたら食べた分だけ身(肉)になるこの貯蓄体質よ……!!神よ!これが中年というものなのですか!!貯肉体質というダジャレまで浮かんでしまった、肉体だけでなく精神まで立派な中年だ。
さて半年間の沈黙を破り今回ご紹介するのが、「御殿場 にく鍋 にく友」さんの「あんかけカツ丼」です。にく友さんは御殿場市民なら一度は宴会でお世話になったことがある、老舗の肉料理屋さんです。
肉は友達、にく友だよ!
ここが「にく友」
直前まで土砂降り(+雹)の御殿場市内でしたが、実は私、天気を操る能力を持っているため、撮影時だけこのような明るい晴天にすることに成功しました。この代償として寿命が5秒ほど縮みましたがみなさんは気にしないでいいです、私が勝手にやったことですから。ホントにホントに、気にしないで。
ほーらほーら、肉好きにはたまらないメニューがずらり!このメニュー写真をおかずに、ごはん三杯食べられるツワモノもいるかもしれませんね!
しかし今回私がおすすめするあんかけカツ丼はこの中にはありません。右下に写っている「キングオブ静岡どんぶり東部1位のカツ丼」ももちろん美味しいのですが、こちらとは別物なのでございます。
(自宅で画像の整理をしているとき、「キングオブ静岡どんぶり東部1位」が、「キングオブ静岡どんぶり京都1位」にしか見えず、「は?何?どゆこと?静岡どんぶりの京都1位って何言ってんの?」となったんだけど、どうでもいいですね、すみません)
待ち焦がれた本日のランチ!
実はあんかけカツ丼、いつ現れるか分からない日替わりランチメニューの中のひとつなのです。
私達はこの日が来るのをずっと待っていました!やっと、やっと、この飢えた胃袋にあんかけカツ丼を摂取吸収できる!!
なぜこれがレギュラーメニューにないのか、そんなことは私だって店員さん全員に問い詰めたい!しかしないものはないのだ!
その上数に限りがあって結構すぐに売り切れる!この日はオープンから1時間後には売り切れてしまっていました。
黄色い札が見えますか?「ランチ終了しました」と書いてあります。
そっくりですが決してキョンシーのデコに貼ってあるお札ではありません。札をはがしてもこの立て看板は飛び跳ねて襲い掛かってきたりしませんのでご安心ください。が、はがしたところで終了してしまった本日のランチが復活するわけでもありませんので決してはがさないように。もっと早く来なかったお前が悪い。
あっ、キツイ言い方しちゃってごめんね。
にく友さんのWebサイトやFacebookには、一週間の日替わりランチメニューが投稿されますので、お出かけの際は確認してみてくださいね。という情報を与えたので許してくださいね。
ちなみに解像度がアレすぎて絵画みたいに見えるラーメン画像や流れるテキストなど、時代を感じる可愛いWebサイトは一見の価値ありなのですが、更新は滞り気味なので最新情報を得たい場合にはFacebookをおすすめします。
昭和の香り漂う店内
歴史を感じる店内です。このお店なら、絶対に美味しいものを食べさせてくれるだろうという安心感がありますね。そこまで広くはない店内ですが、一階はカウンター席、テーブル席、お座敷席と充実の席ラインナップですし、二階は大人数での宴会にも対応できる広いお座敷となっております。さすが!!
席についたらすぐに全員が、迷わずあんかけカツ丼を注文します。なぜなら我々は揃いも揃ってあんかけカツ丼主義者。 ある親睦会で初めて食べ、その場にいた全員(17名)が「え!?ちょっと待って!何これめちゃくちゃ美味しいんだけど!」と一口で虜になった料理、それがあんかけカツ丼なのであります。(これは期待しちゃいますね)
さあ!これがあんかけカツ丼だ!!
ふたを開けるとホワッと湯気が立ちのぼり、通常の甘辛いカツ丼ともソースカツ丼とも明らかに違う、お出汁とトンカツの油のいい匂いが鼻を抜け、その瞬間に食欲メーターが振り切れます。
たくましい鋼の肉体に絹のドレスを纏ったかのようなこの見た目も最高。(強さと繊細さを兼ね備えている感じを伝えたかったのですが、この喩えを簡単に言い直したらムキムキのオカマ)
玉子とじではなく、片栗粉でとろみをつけたお出汁にといた卵を流し込んだかき玉方式ですね。炊き立て熱々のごはんの上に揚げ立てサクサクのトンカツをのせ、かきたま餡をたっぷりと。そして薬味のネギをトッピング。
これが750円で食べられるんですよ!そりゃリーマンが溢れかえるのも当然と言えますね!
実際この日、私達以外は全て男性のお客さんで埋め尽くされていました。しかし女性陣、怖気づいてはいけないぞ!なんとこの店は静岡子育て支援カード協賛店なのだ!カードを見せるとジュースかアイスをサービスしてもらえます!ありがたいこと山の如し!
しかーも!プラス200円で、ランチに付いてくるお味噌汁を半ラーメンに変更することも可能です。 私はラーメン大好き小人を連れていたので、大きな声でラーメンへのチェンジを申し出ました。 (小人を連れていなくてもラーメンにしていた気はしますけどね。私はラーメン大好き大人なので)
あんかけカツ丼とラーメン!役者は出そろいました!
いただきまーす!
こっれぇっ!(ole!のイントネーションで)
とろとろのあんかけに分厚いロースかつ!この重み、写真からでも十分に伝わるのではないでしょうか。この画像、個人利用に限り著作権フリーにしてくれと編集長に掛け合いますので、みなさん遠慮なく壁紙にどうぞ。
塩味のお出汁が効いたとろとろ玉子のあんかけ、いつまでもサクサク感を失わない根性のある衣、そして分厚いロースの旨味!
うぉーいーしーーーーっっっ!!!(=美味しい)
味付けにくどさがないので、するすると食べられちゃうんですよ。カレーは飲み物とはよく言いますが、このカツ丼も飲み物に限りなく近いです。準飲み物。
待ってた甲斐があるよ、本当に美味しいんだもの。幸せ。もう泣きそう。
この大きさです
で、その時の様子がこちら。向かいの席に座っていた友人が面白半分で撮った写真です。あんかけカツ丼の写真を撮りまくる私(右)、息子を抱えたまま肉を持ち上げてくれる友人(左)。
自分たちが登場するつもりなんて微塵もなかったため、悲しくなるほどくたびれたいでたちです。こんなことになるとわかっていたら、もう少しマシな格好をしてきたし、なんなら大人の色気だってアピールしたかったのにっ……!
しかしたまたま撮影されたこの写真が、一番カツ丼の大きさが分かりやすかったのです!大きいでしょ!?スーパーで売っているとんかつ用ロース肉のふたまわりは大きくて分厚いです!
丼も、神社で結婚式する人たちの盃みたい!!私だったら盃の中身、御神酒よりあんかけカツ丼にして欲しいなー。
ラーメンも美味しかったです
連れていた小人がほとんど一人で完食してしまったため、私は味見程度しか食べられなかったのですが、ラーメンも美味しかったですよー。
そしてやはり特筆すべきはチャーシュー!細長いブロック状に切られていたのですが、これがまた絶妙でねぇ。「ここだ!」というピンポイントの美味しいを攻めてくる味付けと柔らかさ!
肉は友達と公言するだけのことはありますねぇ、さすがです。
あんかけカツ丼、一度は食べてみてほしい御殿場の味
丼の中でカツ丼が一番好きだという友人にさえ、「よくある甘辛いカツ丼よりもこっちのほうが好き!」と言わしめた「にく友のあんかけカツ丼」。
日替わりメニューのため、思い立ったその日に食べられるというものではありませんが、待ち焦がれたあんかけカツ丼を口に運んだ時の喜びは、我が子の誕生のそれにも匹敵します。
「御殿場にお越しの際はぜひお立ち寄りください!」と言いたいところですが、それではあんかけカツ丼に出会えない可能性のほうが高いため、「あんかけカツ丼の日をちゃんと調べて、売り切れてしまう前にお越しください!」と言っておきます。
他のお料理ももちろん美味しいので、ふらりと立ち寄ってあんかけカツ丼がなければ他のものを食べたっていいんですけどね!
「あんかけカツ丼」がなければ「キングオブ静岡どんぶり東部1位カツ丼」を食べればいいじゃない。
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書いたひと
葉っぱちゃん
東京NSC出身の元吉本芸人。現在は富士山の麓でのんきに燻り中。料理と食器と食品サンプルとインテリアと間取り図と村上春樹と冨樫義博が好き。美味しいもののためならばどこへでも行き、食べたいと思ったものはなんだって作ります。自分の食い意地が怖い。