美味しいパンが好きです。美味しいハムやソーセージも好きです。
素材にこだわり、製法にこだわり……。
ああ~、どっちも食べたい!なんなら一緒に食べたい!
だってパンとハム・ソーセージって相性抜群なんだもん!
だけどそれって贅沢すぎる願いですよね。
だってパンはパン屋、ハムは肉屋、餅は餅屋。
つまり必要なのはそれぞれのプロフェッショナル。
パン職人さんとハム職人さんが仲良く暮らしているお店……。
そんなお店があるわけ……あるんです!
手造りハム・パン工房 ando
それがこちら、駿東郡小山町にある、手造りハムとパンのお店andoさんです。
周囲を森に囲まれた静かな場所にandoさんはあります。
子豚を抱えたおじさんとおばさんが目印です。膝、あったかいんだろうなぁ。
改めましてこんにちは、葉っぱです。
パン愛を表現するためにからすのパンやさんTシャツでやってきました。
嘘みたいですが、今回もまた雨です、というか台風に直撃されました。
雨が止んだ一瞬の隙を見てドタドタと外に走り出て撮影した写真です。
静岡のすすめのために、命を削りまくる私です(天候を操作する能力を発動させると寿命が5秒縮むため)。
すっきりと広い店内
すっきりとした店内には、パンとハムとソーセージが溢れ、さながら夢の国!
ハードなのもソフトなのも、リッチなのもリーンなのもありますよ。
だってパン職人さんが作った本気のパンですからね、うふふふふ。
パンは袋に入っているため、トングは置いてありません。
手で直接持ってトレーにのせて大丈夫です。優しく優しく~。
このあたりも大好き。画像を見てるだけではぁはぁしてくる。
この棚のパンは、店員さんに声を掛けて取ってもらいましょう。画像を拡大してよく見るがよい。
そして豊富な種類のハムやソーセージ。チーズやナッツもあります。
お店のご主人は、ハムやソーセージなどの職人さん。
行くたびに少しずつ購入し、いつか全種類制覇することを一生の目標とします。今決めました。
冷蔵ケースの中のサンドイッチ類もたまらんのです。
プロフェッショナル同士がその技術の結晶を融合させたサンドイッチですよ。美味しくないわけがない。全部食べたい。
意識高い系だか何だか知らんが、おしゃれなだけでお腹いっぱいにならない食べ物が溢れかえる昨今。
andoさんのサンドイッチはオシャレなのにボリュームたっぷり!優勝です!
ラスクだってこんなに色々。
別の棚にはオシャレなジャムやピクルスも販売されています。
広々としたお店の奥にはイートインスペースも。 リベイクのためのトースターもありますし、ブランケットも置いてあります。 パンも心も温まる気づかいです。
本日いただいたのはこちら
やばい!美味しそうすぎて時間を戻してもう一回食べたい!誰よりも私が一番この画像を見てムラムラしております。なのになんで私の能力は天候操作なんだろう。がっかりです。
上から時計回りに、塩あんバターフランス、スモークチーズ、自家製コッパ(肩ロースの生ハム)、夏野菜のピザ、自家製ウインナードッグ、フライッシュケーゼ、チョコクリームのアンパンマン、おからパン、ハムチーズフォカッチャ。
まずはフライッシュケーゼをいただきます
これこそが、伝家の宝刀フライッシュケーゼ。1本400gで1200円です。
フライッシュケーゼとは型に入れてオーブンで焼き上げたドイツのソーセージのことで、andoさんではパプリカやローズマリーを練り込んでいるそうです。
パプリカの甘味やローズマリーの風味はふんわりと優しく、とても食べやすい大人気のソーセージです。
フライッシュケーゼは「お店で食べていきたいです」と伝えると、このようにカットして美味しそうに盛り付けてくれます。テンション爆上がり!
一本丸々だと結構なボリュームなので、「半分だけお店で食べて、半分は持ち帰ります」なんてことも可能です。
とても食べやすいので、あればあるだけ食べてしまうのが、難点と言えば難点。
ハム屋とパン屋の本気「andoバーガー」
そのフライッシュケーゼを、絶品バンズで挟んだ……その名も「andoバーガー」。
ハム屋のこだわりと、パン屋のこだわりが交わった、このハンバーガーが美味しくないわけがないでしょう。
少しハードなバンズも、フライッシュケーゼによく合っています。
ピクニックに持っていきたい。青空の下、芝生に腰かけて食べたい。
そして白目をむいて幸せを噛みしめたい。
塩あんバターフランスもおいしい!
andoバーガーも最高なのですが、私が最も好きなのが、こちらの「塩あんバターフランス」です。
甘いものに塩を入れることで甘みが引き立ち、より一層美味しくなるじゃないですか。味の対比効果というものですね。スイカに塩をかけたり、小豆を煮るときに塩をひとつまみ入れたり、お汁粉の横にちょこんと塩昆布が置いてあるのもそういう理由ですよね。
つまり、塩パンにあんことバターを挟むの最高最高最高!
パンの硬さも絶妙で、ちょうどいい噛み応えで歯切れが良く、食べていて気持ちがいいくらいです。
パカッと開くと端から端までちゃんとバター!
ここでバターをケチられたりすると興醒めなんですが、こういうところも素晴らしいんです。andoさん。
あんこ×バターって、人をダメにする美味しさです。ダメにするしデブにします。
だけど美味しいのーーーっ!!
私以前の記事で5キロ太ったって書いたのですが、その原因となったのがこのパンです。
勿論これひとつのせいではないのですが、これも一因。というかかなりの割合を占めてる。 そのくらい好きなものです。 毎日3時のおやつがこれでもいい。 というかそれに近い生活をしていたら5キロ肥えたんですけどね。ウケる。
どちらかというとあんこは苦手なはずなんですが、もうこれ食べすぎてて 「お前もうあんこ苦手とか発言するな」 と周りから思われています。
心の声
そのくらい大好きなパンなので、本当は教えるの嫌なんですよね。 ただでさえこのパンは、タイミングが悪いと売り切れちゃっているから。
だからこれ本心で言うんですが、今回andoさんを紹介しましたけど、みなさん別に行かなくていいです。
あ、じゃあ百歩譲って行ってもいいけど、塩あんバターフランスだけは買わないでもらえませんか?
私の塩あんバターフランスを取らないでください、誰にもあげたくないんです、全部私のです(真顔)。
……これ絶対に編集からOK出ないことを書いてしまったなどうしよう
あっ!そうだ!andoさんの商品はお取り置きが可能ですので、電話予約をしておけば、円満解決です。みなさんも行って売り切れていたらガッカリでしょうし、是非ご予約をお願いします。
ね、そうしましょう。
すべての負担はandoさんに。
頑張れandoさん!
その他のパン
左にあるのは「おからパン」。 おからパンってモソモソしてそうみたいな先入観ありませんか?
私自身がそうだったのですが、こんなにしっとりしてふわふわで優しい甘さのパンだなんて~!と感激したのを覚えています。しかもポロポロ崩れてこないので、子供に持たせて食べさせるのに最適。ヘムヘムしています。
「ハムチーズフォカッチャ」は、その名の通りチーズとハムがたっぷりで、たまらない美味しさです。カリカリになったチーズは絶対的正義!
アンパンマンの顔の中はチョコクリーム。二歳の次女のお気に入りで必ず購入しています。
ウインナードッグと夏野菜のフォカッチャ。
「ウインナードッグ」のウインナーはもちろん、ご主人の自家製!そんじょそこらのウインナーとは格が違います。パキッとしたガチのウインナーから溢れる旨味。パンにシミシミになったところも美味しいんですよ~。
トマト、パプリカ、ズッキーニをのせた「フォカッチャ」は、とても瑞々しく、オーブンで焼かれたことによって凝縮した甘味が最高!
スモークチーズと自家製コッパ(肩ロースの生ハム)
スモークチーズも自家製コッパも、芳醇な香りでめちゃくちゃ美味しいです!やはりスーパーで売られているものとは全然違います。
このあたりは子供には内緒で買って帰って、お酒のお供にしたいところですね。大人の楽しみとして、深夜にコソコソ食べたい味です。想像するだけでヨダレでる。
手造りハム・パン工房 ando おすすめです♪
andoさんには、まだまだたくさんのパンやハム・ソーセージがあって、全魅力の10%も伝えきれておらずもどかしい気持ちです。 ……が、そこはほら!みなさんに実際に行ってもらえればわかることですから!
どうしても購入したい商品は予約をお願いしますね。 特に「塩あんバターフランス」。
世界平和のためです。
オマケ
静岡県東部のソウルフード「丹那牛乳」ののむヨーグルトの取り扱いもありますよ。小中学校で丹那牛乳を飲んで育った身として大変誇らしい気持ちです!
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手造りハム・パン工房 ando
書いたひと
葉っぱちゃん
東京NSC出身の元吉本芸人。現在は富士山の麓でのんきに燻り中。料理と食器と食品サンプルとインテリアと間取り図と村上春樹と冨樫義博が好き。美味しいもののためならばどこへでも行き、食べたいと思ったものはなんだって作ります。自分の食い意地が怖い。