日本一の高い山と、深い湾をもつ静岡県。
そんな静岡県は西伊豆「土肥」に、日本最大の「だるま」があるという情報が舞いこんできた。
なんだって!?
そういえば、そんな話を聞いたことがあるような気もするが、探偵になる前だったので「ふ〜ん」と聞き流していた我々に衝撃が走るッ!
いざッ!!土肥に向かう!
噂の大だるまがあるのは西伊豆の恋人岬の近く、「禅宗 富士見山 達磨寺」。
恋人の岬という、煩悩のメッカのような場所では、日本一の大きさのだるまが必要ということなのだろうか。
なんとなく、下ネタっぽい雰囲気が漂う文章になってしまったが、そのような意図は一切ありません!
快晴のなか伊豆縦貫自動車道で西伊豆へ。
・・・走ること1時間。
土肥に到着! なんだかわからないものに歓迎される。
ありがとう!ありがとう!!
グリーンヒル土肥が立ちふさがる
土肥の入り口、グルーンヒル土肥。なんか牛感がすごい。
新鮮な牛乳で作ったソフトクリームや、黄身だけでつくった濃厚プリンなど、おすすめメニューが立ちふさがってくる。
急いでいる我々を、しいたけバーガーが足止めする!
なんなんだ!こんなの食べるしかないだろ!
ちなみに、いままでの人生で味わったことのない味と食感でした!
さらに邪魔をする、しいたけ丼!!
しいたけを甘く煮込んで、たまごで閉じてある!どういう魂胆なんだ!!うまいぞ、こんちくしょう!!
ところてんとソフトがコラボ!?
「ところてんに、桜葉ソフトをのせて、びわの果実、クッキーをトッピングしてカラメルソースで味付け」って、やりたい放題か!!
超気になるけど、我々の目的は「大だるま」。全てにつっこんでいる暇はない。先を急ごう。
達磨寺が見えてきた!
大きい看板が見えてきた。お寺なのにグイグイ来る!
「絶対に呼び込んでやるぞ!」という意気ごみがすごい。寺なのに。
ついに到着!達磨大師がお出迎えしてくれた。
眼力と眉毛に目が奪われるが、「への字ぐち」もすごい。口角が急降下。
ついに…日本一の大だるまを拝む
自然と高まる期待…。
「日本一の大だるま」はどんな大きさなのか…。
ドキドキしながら角を曲がると…。
あ…あれ?
こ…これって…。
普通に見下ろせてしまうくらいの大きさ…。
「これが日本一の大だるま…?」という、我々の落胆を察したかのような、どこか申し訳なさげな表情。
…ええんやで。勝手に勘違いしたわてらが悪かったんや。
だるまはんは、何も悪いことおましまへんえ。
これじゃなかった!
ザワザワしている我々を見かねて、案内の方が声をかけてきてくれた。
話によると、大だるまは御本尊「不死身達磨大師」で、ここではなく本堂で拝観できるものだった。
※ 拝観料500円がかかります
いざ本堂へ!!
線香をいただいて、いざ本堂へ!ばーーーん!!!
・
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ふぁっ!!ファッ!? (゚Д゚ ;)
お…思ってたのと違う!!(かわいくない!)
近くによると巨大さがより伝わってくる。
部下だるま達に囲まれたボスだるま。GANTZっぽい…。
大だるま以外のだるま達
本堂には、大だるま以外にも、様々なだるまアイテムが展示されている。
グラビア水墨画
胸元をあらわにした達磨大師や、バックショットの達磨大師など、グラビアアイドルさながらのサービスカットが満載。原則カメラ目線である。
お経で描かれた絵
細かい文字の「お経で描かれた絵」も展示されている。
虫眼鏡で見るとこの通り。なんでこんなことをしてしまったのか。
そもそもだが、神仏的に「お経で絵を描く」ということはセーフなのだろうか。
「上司からと渡された重要事項で、絵を描いてしまう部下」と解釈すると絶対にアウトなのだが…。
振り返ればヤツがいる
そして、振り返ればこの表情!
なぜ、この表情なのか
じわじわくる
本堂を出ても楽しめることいっぱい
悩みごとを皿に書いて、ぶん投げる!
悩みごと・忘れたいことを小皿(300円)に書き、いろいろな感情とともに赤い岩にぶつけるアトラクション。
大だるまが怖かった人は、ここで忘れて帰るといいだろう。
オビ=ワンもいる!
「あの少年が我々にとって最後の希望です」
などなど、オビ=ワンの名言をアテレコすることができます(注意:達磨大師像です)
大魔神もいる!
寺なのに!大魔神がいる!?
その名も「虎大魔神」! 語呂わるっ!!
「達磨大師が封印した伝説が残ってるとかですか?」
「いや特に関係ないのよ。ごめんなさいね(案内の方)」
…関係ないけど大魔神がいます。
いかがでしたか?
達磨寺の日本一の大だるま、いかがでしたか?
座高5mは目の前でみると大迫力。眼力もすごいです。 コロッとした「だるまさん」をイメージしているとアワアワしますよ!
西伊豆を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。おすすめです :)
ちなみに、この本堂を抜けた先は、お土産屋さんがあったり、オンラインショップがあったりと商売熱心。煩悩すごい!
最後はこの表情で
グレート義太夫に似てる
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書いたひと
内山ボススケ
静岡県在住の地元ラブな編集・ライターマン。日夜、世界中を飛び回り、静岡県の情報を集めている。痛風予備軍。やばい。ぐるなび社「みんなのごはん」でも静岡県グルメ記事を執筆中。
Twitter:@bosssuke
著書:静岡のおきて シズオカを楽しむための50のおきて
この記事は「いずねこ探偵社」にて2014年4月7日に公開されたものです。