雄大な大井川が流れる島田市は、とっても自然が豊かな所です。しかし、それゆえ、鹿や猪などの有害鳥獣による被害が、度々取り沙汰されています。増え過ぎてしまった鹿や猪が、畑を荒らしてしまったりするのです。
そこで注目されているのが、「ジビエ料理」。
鹿や猪を美味しく頂き、数を減らしていこう!ということですね。
今回は、島田市で絶品ジビエを頂くことができる素晴らしいレストランをおすすめします!
そもそも「ジビエ」とは
「ジビエ」とは、狩猟で仕留めた「野生鳥獣の食肉」を意味するフランス語で、古代よりヨーロッパでは貴族に重宝されてきた食材です。
稀少であることやワインにとても合うことから一部のグルメに人気だったこの「ジビエ」ですが、近年は、脂肪が少なく栄養価が高いことから健康志向の「大人な肉」としても注目を集めています。
また、たんぱく質や鉄分なども豊富で、とくに女性の間では「ジビエブーム」が広がっているとか。
ただ…「野生鳥獣の食肉」と聞くと、「癖や匂いが強そう」「肉が硬そう」…というマイナスのイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
安心してください!はいてますよ!!(なにを?)
いまどきのジビエはオシャレで美味しいですよ!
おフランス料理のようなメニュー…実は「ジビエ料理」なのです!!
そう!「癖や匂いが強そう」「肉が硬そう」と思われていたのは昔のこと。現在では、適切な処理や流通が確立されたことによって、とても美味しく頂くことができるようになっているのです。
「現在の食べず嫌い」の皆さん!いまどきのジビエは、オシャレで美味しいのです。
ジビエに興味が湧いてきた大人の!女子の皆さん。さっそく島田市の絶品ジビエレストランをご紹介しましょう!
絶品ジビエが頂ける「食堂カフェ 樵 kikori」
とってもオシャレで美味しい「ジビエ料理」を頂けるのが、島田市横岡にある「食堂カフェ 樵 kikori」。
個性的な概観は、「切り株」をイメージしたもの。
決して、「きのこ」や、枝豆を餡に用いた「ずんだ餅」ではありません。
お店のすぐ横には、SLで有名な大井川鉄道の線路が!もちろん、間近でSLの迫力を体感して頂けます。
沿線には桜の木。春にはお花見も楽しめそう。
店先の花壇。メルヘン。
お店の前には蜜蜂の巣箱も。
さぁ「樵の切り株」の中へ
温かな光に照らされた店内は「小動物が木の中で生活をしているイメージ」がコンセプト。
ゴージャスなシャンデリア。
椅子やテーブルは一つずつ異なるデザインで、ワイルドな中にも温もりを感じさせてくれます。お気に入りの席を探すのも良いかもしれません。
素敵な笑顔で迎えてくださるのが、オーナーシェフの古谷さん。とってもキュートな方です。
旦那さまとお義父さまが林業に従事されているため、新鮮な鹿肉や猪肉が頻繁に手に入るそう。
実は、店内のテーブルは旦那様が、切った木で作られたものなのです。
メニューは日替わり
店内の黒板に書かれたメニューの数々。文面から古谷さんのお人柄が伺えます。
日替わりのランチは、ジビエ料理はもちろん、豚肉や鶏肉を使用したメニューも用意されています。季節ごとの果物を使用したドリンクやデザートも見逃せません。
お店のおすすめ「ジビエランチ」
絶品ジビエを堪能できるというお店のおすすめ「ジビエランチ」を頂きます。
スープとケークサレ
まずは前菜の「じゃがいものスープに、ベーコンと玉ねぎのケークサレ(塩ケーキ)」。素材の味と風味が生かされています。
美味しすぎて、スープはお鍋いっぱい、ケークサレはホールで食べたいのが本音ですが、オシャレな盛り付けや器も楽しみましょう。なんといっても貴族の食材「ジビエ」ですから!
鹿のロースト 山葡萄のソース
そして!ついにジビエ!
こちらがメインの「鹿のロースト 山葡萄のソース」。お肉に添えられた季節のお野菜がとても鮮やか。
野性味あふれる鹿肉は、筋肉質でさっぱりと上品な味わい。甘酸っぱい山葡萄のソースがお肉の味を引き立ててくれます。
「食堂カフェ 樵 kikori」であつかうお肉は、獲ってから処理をするまでが非常に早いため、臭みが出ることはありません。
また、古谷さんの手によって絶妙な火加減で調理されるため、とっても柔らかいのです。
自家養蜂のはちみつのプリン
デザートの「自家養蜂のはちみつのプリン」。さきほどの巣箱や、南アルプスで自家養蜂されたはちみつをふんだんに使用しているため、自然な甘みを感じられます。
はちみつの収穫までには、スズメバチや熊による襲撃を何度も受けたそう…美味しいくないわけはありません。
ラテアート「星に願いを」
ドリンクの「カフェラテ」。古谷さん自慢のラテアートが、こちらの「星に願いを」。男の子がお星様に向かってお祈りをしている様子が描かれています。もちろん、レパートリーは、これだけではありません。
ジビエランチ
ジビエを、しっかりとかつ美味しく堪能することができる樵さんの「ジビエランチ」。本当に素敵!おすすめです♪
こだわりの食器「志戸呂焼き」
その日ごと、季節ごとに変わるメニューと共に注目して欲しいのが、食器の数々。
「食堂カフェ 樵 kikori」では、島田市金谷で焼かれる陶器「志戸呂焼き」が使われています。
古谷さんは、料理と食器がそれぞれ引き立てあう「志戸呂焼き」に魅力を感じていらっしゃるとか。
お店の近所にも「志戸呂焼き」の窯元があります。
ようこそ「食堂カフェ 樵 kikori」へ
古谷さんは「ジビエ料理に対するネガティブな印象を変えていきたい!」と意気込みます。
「ジビエはレストランで頂く特別なもの…というイメージを変えたかったから、このお店は“食堂カフェ”にしたのです!」
「食堂カフェ 樵 kikori」という名前には、ジビエをもっと身近に楽しんで欲しいという古谷さんの想いが込められているのですね。
いかがでしたか?
ジビエは野生の鹿や猪のお肉を使用したグルメで、猟期は冬です。
お腹も心も温かくホッと満たしてくれる素敵な「食堂カフェ 樵 kikori」で、ジビエ料理を美味しく、オシャレに召し上がってみませんか。
おすゝめしたお店
書いたひと
敬資
静岡市出身。県内で、ラジオパーソナリティやイベントMCとしても活動中。素敵な情報を「ド丼!」とお伝えしていきます。