こんにちは、みんな元気!?ヤク……落としてる??
いやいや!違う違う!!そっちじゃないほう!!ミツルじゃないほうよ!!
違う違う、牛みたいな動物のほうでもないよ!!
さて厄除け観音「法多山」といえば、ご存じ「厄除けだんご」。なんと150年以上にもわたって愛され続けているソウルフードです。
ちょっと距離が遠い東部の皆さんも、名前は聞いたことありますよね?
今回は、法多山の記事とセットで楽しんで頂きたいパワーソウルフード「法多山の厄除けだんご」をおすすめします♪
法多山の記事はこちら
法多山「厄除けだんご」とは
「厄除けだんご」として親しまれていますが、正式名称は「(厄除法多山の)名物だんご」。
厄除けの効能もさることながら、その美味しさにも定評があり、いわゆる和スイーツとして根強いファンも多い逸品です。
その歴史は、13代将軍「徳川家定」の時代、法多山門前の寺侍であった八左エ門さんが「名物をつくろう!」と観世音名物団子を創り出したのが始まり。
お城へのお土産にも選ばれ、徳川将軍家より「くし団子」と命名されたことから、一気にブレイクしたのだとか。
江戸時代から伝わる伝統の味ですが、なんと現在も同じ製法・材料で提供しているのだとか。ありがたやありがたや。
「厄除けだんご」販売所
法多山境内には、大きな大きな名物だんご販売所があります。
お土産を買うかたはここで受け取ります。
が……まず向かう先はこちら。
チケット売り場
江戸時代から伝わる伝統のだんごも、県内有数を誇るの観光客の数には勝てなかったのでしょう。
販売に関しては現代の流れをくんだ「チケット制」を採用しています。
もちろんチケットは自動券売機。なんと領収書も発行できます。
厄を落として、経費も落ちる!
厄は落ちたが、経費は落ちない!
厄は確実に落ちるわけですが、経費が落ちるかはあなたしだい!!ぜひとも頑張って頂きたいところ。
「厄除けだんご」
これが厄除け法多山の名物だんご、通称「厄除けだんご」!
特徴はなんといっても、小ぶりなだんごが5つ連なったこのスタイル。それぞれが頭・首・胴体・手・脚を意味しているそうで、食べることで厄除けになると考えられています。
ちなみに、この1皿「5串x2セット合計10本」で200円。お茶は名産の袋井茶。無料セルフサービスなのです。マジかー!
だんご全体に、粗めにこした餡がたっぷり乗せられています。
一見とても甘そうですがさにあらず。あっさりしていて、飽きることなく食べ続けることができます。
バラしてみるとこんな感じ。大きさは単3電池くらいの大きさ。
小さいながらしっかりと噛みごたえのあるだんご。優しい味のあんことも相性バッチリ。
「80%? 冗談じゃありません、現状でジオングの性能は100%出せます!」
「足は付いていない」
「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」
と、ガンダムごっこをしながら(足)2本を一口でぺろり!
(厄が)落ちろぉぉぉお!!
と、ガンダムごっこをしながら3本を一口でぺろり!!
このように、5つのだんごを自由にバラして食べることができます。
ちなみに「5つ全てを1口で食べないとご利益がない」というまことしやかな噂もありますが、かなり口の中がパンパンになるので、色々な意味でご注意ください。
厄除けだんごにまつわる噂
江戸時代から愛されている「厄除けだんご」。ご利益・厄除けに関する噂が語り継がれています。
- 5本全てを5つ全てを1口で食べないとご利益がない
- 5つのだんごは1人で食べきらないとご利益がない
- 厄年の人は、串を捨てると厄が落ちる
- お土産に買って近所に配ると厄が落ちる
- お土産を買った人は食べちゃダメ
などなど。
最後の2つは、お土産が欲しい人が必死になってるだけな感じもするけど……。
あっという間にぺろり!!
あっという間にぺろりんこ。だんごりんこのぺろりんこ。
あっさりしただんごと、袋井茶の絶妙なコンビネーションですね。もう1皿食べられそう!!
お土産のパッケージもかわいい!
安藤広重「東海道五拾三次 袋井」が描かれたパッケージ。
中央の赤い字は「だんご」と書いてあるそうな。「ん」しか読めない……けどかわいい!
ただし、添加物を一切使っていない生菓子につき、賞味期限はなんと翌日まで。限られた人にしか配れませぬ。
厄除けお土産なら
日持ちするお土産なら、門前町「お食事処山田」さんで売っている「法多山 開運祈願巻」が、おすすめ。
ほんのり甘みのある固めのせんべいの中に、あっさりしたクリームが巻かれています。
ちなみに、この「お食事処山田」さんでは、袋井のご当地グルメ「袋井たまごふわふわ」を味わうこともできます。要チェックやで!
いかがでしたか?
法多山と言えば厄除け団子、厄除け団子と言えば法多山ですよね。
厄除けパワーだけではなく、思い出したら食べたくなるあの味。
まさにパワーソウフルードと言うことができるでしょう。
「最近食べてないな……」という皆さん!ちょうど今は桜の季節!!境内では700本のソメイヨシノが待っていますよ。
もちろん、花より団子ですけどね!!
はい!厄も落ちたし記事も落ちた!!セーフセーフ!!
「限定だんご」もあります。
桜だんご
~4/10(日)まで限定販売される桜花をあんこに練り込んだ限定だんご。まさに今!おすすめです♪
お茶だんご
月に一度「功徳日」には、限定のお茶だんごが振る舞われます。袋井茶を練りこんだだんごが香ります。こちらもおすすめ♪
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書いたひと
内山ボススケ
静岡県在住の地元ラブな編集・ライターマン。日夜、世界中を飛び回り、静岡県の情報を集めている。痛風予備軍。やばい。ぐるなび社「みんなのごはん」でも静岡県グルメ記事を執筆中。
Twitter:@bosssuke
著書:静岡のおきて シズオカを楽しむための50のおきて