おおーい!おおーーい!!奥おおーーーい!!……湖上駅!!!
そう!今回ご紹介するのは絶景の秘境駅として有名な「奥大井湖上駅」。
日本を代表する美しい駅「奥大井湖上駅」ですが、実は静岡県にあるのをご存じでしたか?
まるでドローンで撮ったようにも見える、絶景の撮影スポットも一緒にご紹介します。おすすめ♪
奥大井湖上駅とは
奥大井湖上駅(おくおおいこじょうえき)は、榛原郡川根本町にある大井川鐵道井川線、通称「南アルプスあぷとライン」の駅のひとつ。
その特徴は、なんと言ってもビジュアル!湖の空中を走る線路と駅は、まるでアニメの世界。とても日本の風景とは思えません。
長島ダム「接岨湖(せっそこ)」上に鉄橋を作り、途中の半島に駅を作るという、水力発電所の建設用トロッコだったからこそ、生まれたキセキの光景。
もちろん秘境駅です。
秘境駅とは
秘境駅とは、周囲に民家がほとんどない幽玄な世界の駅のこと。
「昔あった町がなくなってしまった」「登山客などしか利用しない」など、さまざまな理由で「秘境駅」と呼ばれる駅になります。
日本有数の秘境駅「小和田駅」など、静岡県は秘境駅の宝庫。奥大井湖上駅もその1つなのです。
長島ダム駅から奥大井湖上駅へ!
千頭駅から長島ダム駅までの旅はこちらの記事で :)
長島ダム駅を出発!
アプトくんとの別れを惜しみつつ、長島ダム駅を出発!
1972年に着工し、2002年に完成。実に30年の年月を費やした長島ダム。
足下が透けてみえる展望台や、109mの壁に沿って降りる階段など見どころたくさんのダムですが、その紹介はまた今度!
ちなみに下から見上げるとこんな感じ!
ダム湖「接岨湖(せっそこ)」
上から見るとこんな感じ!なのが、長島ダムによってできた人造湖「接岨湖(せっそこ)」。
秘境と呼ぶに相応しい山々と、接岨湖。
この巨大な湖が、人間の手によって造られたとは……にわかには信じられない。
「節子…それ節子湖やない…接岨湖や」……など考えごとをしていると、おもむろにトンネル突入!!
トンネルを抜けるとそこは奥大井湖上駅でした
トンネルから伸びた線路は、半島の駅に繋がっていました。
そう!目の前に見えるのが「奥大井湖上駅」!
もちろん線路の左右には接岨湖!
節子!兄ちゃんにとっては節子湖や!接岨湖やない…これは節子湖や!!(無駄に泣けてきた)
奥大井湖上駅に到着!
長島ダム駅を出発してから、約10分で「奥大井湖上駅」に到着!
周囲を湖に囲まれた鉄板の秘境駅。もちろん民家はありません。
ちなみに接岨峡温泉はアルカリがすごすぎて、ぬるぬるがヤバい美人の湯です。時間に余裕があれば♪
駅舎の奥を登っていくと、ちょっとしたレストハウス&展望台があります。
ホームをバックにこんなカットも取れます……が!
やっぱり……奥大井湖上駅といえば「あの写真」が撮りたい!!と、みんな考えるはず。
ということで「あの写真を撮りに行く」ための方法をお教えしましょう!
「あの奥大井湖上駅」を撮りに行こう!
「あの奥大井湖上駅」の撮影スポットは、左上のあそこ!
さっき通ってきたトンネルの上を登って、左上のあそこに向かいましょう!
マップにするとこんな感じ。
駅舎のうらをぐるっと回り階段を降ります。
そして右に曲がると……。
なにこの絶景!
ちなみに、この鉄橋の名は「奥大井レインボーブリッジ」。
東京湾のレインボーブリッジよりも先に造られたオリジナル!!
パチもんと違って簡単に封鎖できそう。やっぱり本家はすごい。
節子……接岨湖や。まぁまぁ高いな……。
もちろん、どっちを向いても接岨湖。
それにしても「あの奥大井湖上駅」の、「あの部分」を歩いてるんだと思うとグッときます。「あの部分」を歩いてるんだ!
トンネルを越える階段が見えてきました。ここからは登り!
登ってきた階段を振り返ると、美しいグリーンが!
山道を、えいやー!えいやー!と進みます。
とにかく左!左に進んでさえいれば着きます。
この階段を登り切れば……!
み……見えてきた!!
「あの奥大井湖上駅」登場!
ばん!
ばばん!
ばばばーーん!!
「あの奥大井湖上駅」が現れました!!
これや!これやでしかし!!
こういう写真も撮れます!
あの奥大井湖上駅をバックに記念撮影もできます。
いいね!いいね!の嵐で、自己承認欲求が満たされること間違いなし!check it!
奥大井湖上駅おすすめです!
静岡県のほこる絶景の秘境駅「奥大井湖上駅」いかがでしたか?
四季折々で変化する奥大井の大自然と、そこを走り抜ける井川線は一見の価値あり。本当におすすめです♪
日本中からこの光景を求めて、観光客が訪れています。静岡県民の我々が行かないわけにはいきませんよ!
ちなみに、撮影スポットまでは往復で約30分。ゆっくり撮影しすぎると……最後はダッシュになります。気をつけてね!
書いたひと
内山ボススケ
静岡県在住の地元ラブな編集・ライターマン。日夜、世界中を飛び回り、静岡県の情報を集めている。痛風予備軍。やばい。ぐるなび社「みんなのごはん」でも静岡県グルメ記事を執筆中。
Twitter:@bosssuke
著書:静岡のおきて シズオカを楽しむための50のおきて