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静岡県のおすすめWebマガジン「静岡のすすめ」

地元ライターがおすすめする「静岡県の魅力たっぷり」Webマガジンです

ぼちぼち更新してきます(^-^)/

日本一の急勾配90パーミル!アプト式機関車で登る「南アルプスあぷとライン」

スポット 中部 静岡市 絶景
by f:id:Bosssuke:20160617090327j:plain 内山ボススケ

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勾配が大好き!やっぱり登りの急勾配が最高だよね!という皆さん、こんにちは!大丈夫?

さて静岡県に、日本一の勾配を持つ鉄道が走っているのはご存じですか!?

その勾配、なんと90‰(パーミル)!信じられますか!?「‰」こんな記号、見たことないよ!!

ということで、日本一の急勾配を持つ鉄道「南アルプスあぷとライン」と、アプト式機関車の活躍をご紹介しましょう。おすすめです♪


南アルプスあぷとラインとは?

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南アルプスあぷとラインは、千頭駅から井川までをつなぐ「大井川鐵道井川線」の愛称。

もともと水力発電所の建設用トロッコとして敷かれた井川線。現在は観光用に整備されていますが、山間を走るためカーブが多く、また全体の1/3がトンネルと橋という、まさに秘境を走る鉄道です。

その他にも秘境駅としても有名な「奥大井湖上駅」や、川底から70.8mという日本一の鉄道橋「関の沢橋梁」、そして今回ご紹介する日本一の急勾配とアプト式機関車と、見どころも満載。

ゆっくりトコトコ走る小さい車両に揺られて、絶景の旅を楽しめる超おすすめの鉄道です。

ちなみに終点の井川駅は静岡市葵区です!……広すぎだろ静岡市。

 ※土砂崩れの影響で2017年1月までは、接岨峡温泉までの折り返しになります

金谷〜千頭駅までの旅はこちら


千頭駅から出発

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南アルプスあぷとラインへは、大井川鐵道本線の終点である「千頭駅」からスタート。奥大井湖上駅まで約1時間の旅です。

たくさんのカーブやトンネルを走り抜けるために採用されたという、小さくて赤い車両「クハ600」に乗り込みます。これは、かわいい!

観光シーズンには、オープンな展望車両も接続されます。


大井川沿いの絶景を見ながら北上

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ホームを出たら5分で絶景。大井川と山と、鉄道……。本当に、ゆっくりゆっくり進んでいきます。

ガタンゴトン……。


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ゴトンガタン……。


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オトンオカン……。


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ダウンタウン……。


トンネル天井ギリギリのトロッコ電車

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ギリギリとは聞いていたけど、ここまでとは!!屋根の上で闘ってたら確実に死ぬやつ!

ちなみにトンネルは61カ所!トンネルの入口には番号がついているので、数えながら行っても楽しい♪


テンション上がる鉄橋

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やっぱりテンションが上がちゃう鉄橋。

なんとこの南アルプスあぷとラインの鉄橋は……55カ所!嬉しすぎる!


クッキリ2色に別れた川

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寸又峡から流れてくる「寸又川」と、これから向かう長島ダムから流れてくる「大井川」が合流。クッキリ2色に別れていますね。

ダム湖から流れてくる緩やかな大井川に比べ、たくさんの支流が集まり流れも速い寸又川は、濁った色をしているとのこと。それにしても、こんなにクッキリ別れるものなんですね。


アプトいちしろ駅に到着

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千頭駅から約40分後に到着する「アプトいちしろ駅」。さぁ、ここからが本番です!

この「アプトいちしろ駅」から、次の「長島ダム駅」までの間こそが、鉄道における日本一の急勾配。

その勾配なんと90‰(パーミル)!信じられますか!?90パーミルですよ!90パーミル!!

……ピンこない!!


‰(パーミル)とは?

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パーミルとは「1000mに対して何mの高低差が生じるか」を表す単位です。90パーミルと言えば、1000mに対して90mの高さ。

この赤い電車の長さは130mなので、先頭車両と最後の車両で10m……マンションの4階分くらいの差があることになります。

90パーミルやべえ!!

こうなると普通の車両では登ることができない……ということで、アプト式が登場!


「アプト式」とは?

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急勾配を走るために開発されたラック式鉄道の1つで、ギザギザな線路に、歯車のような車輪を引っかけて走行する方式。

氷河鉄道マッターホルン・ゴッタルド鉄道や、ブリエンツ・ロートホルン鉄道など、スイスを中心にヨーロッパでは現在でも多く使われているのよペーター。

日本の鉄道では、この「アプトいちしろ駅」と「長島ダム駅」間でだけ乗ることができます!


アプトくん合体!

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どこからともなくやってきたアプト式機関車ED90、通称「アプトくん」!

「クハ600」くんを後ろから押す形で、この90パーミルを乗り越えて行きます!

車両から降りて、この合体シーンを見ることができることも、見どころのひとつ。ぜひ降りて見ましょう!


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前……見えないね……。


アプト区間を走り長島ダム駅へ!

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歯車で登っているとは思えないほどスムーズな動きで、長島ダム駅に向かいます。

斜角は、約5度。動いている車内の体感だけでは「ん〜どうでしょう〜?」という感じ。いわゆるひとつの。

ということで車窓から後ろを見てみるとこの通り、後続車両の屋根が見えています。いわゆるひとつの!!


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いわゆるひとつの!!


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いわゆる!ひとつの!!!


いわゆるひとつの長島ダム

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車窓からは、ダイナミックな長島ダム駅が目前に!

で……でけー!!


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遺跡のような荘厳さ。


長島ダムでアプトくんとお別れ

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90パーミルの急勾配を登り、長島ダムに到着!


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ここで、アプトくんとはお別れ。


ありがとーー!!!


いかがでしたか?

日本一の急勾配90パーミルを登る「南アルプスあぷとライン」と、アプト式機関車「アプトくん」いかがでしたか?

絶景を眺めながら、山あいを登っていく風景はやっぱり最高!とても楽しいです。おすすめ!

小さくて赤い車両もかわいらしく、乗っているうちに、どんどん愛着がわいてきます。帰りのホームでは、寂しい気持ちになるのでご注意を!

長島ダム駅の少し先の秘境駅「奥大井湖上駅」はこちら。

いわるゆるひとつの、おすすめでしょう!



書いたひと

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内山ボススケ

静岡県在住の地元ラブな編集・ライターマン。日夜、世界中を飛び回り、静岡県の情報を集めている。痛風予備軍。やばい。ぐるなび社「みんなのごはん」でも静岡県グルメ記事を執筆中。

Twitter:@bosssuke
著書:静岡のおきて シズオカを楽しむための50のおきて


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