静岡県静岡市清水区にある「清水港」は、世界文化遺産である富士山の構成遺産「三保の松原」に囲まれた美しい港で、長崎・神戸とともに日本三大美港の一つに数えられています。
そして、なんといっても清水港と言えば「まぐろ」。日本における冷凍まぐろの50%は、清水港に水揚げされるというまぐろのメッカ。もちろん日本一です。
「日本人」と言えば「まぐろ」、「まぐろ」と言えば「渡 哲也」、「渡 哲也」と言えば「日本人」と言い切っていいほどに、日本人に愛され続けてきたまぐろ。
その、まぐろのメッカが地元にあるなんて…。
おめでとうございます。勝ち組です!
では、さっそく清水港でいただく絶品「生本まぐろ」をおすすめします。
まぐろ、ご期待下さい!
「清水魚市場 河岸の市」にやってきた
清水駅東口から徒歩5分という好アクセスの清水港。
お目当ては、清水魚市場の仲卸業者が直接販売する清水港地元の台所こと「河岸の市(かしのいち)」。
シーチキンでおなじみの「はごろもフーズ」の工場が見えます。ちなみに社名の「はごろも」は、三保の松原に天女が羽衣を落とす「羽衣伝説」に由来するとか。
まぐろ、この後すぐ!
一路「いちば館」へ向かう
河岸の市には、お食事どころを中心とする「まぐろ館」と、魚介類・海産物を販売する「いちば館」2つに分かれています。
「まぐろ丼なら、まぐろ館なんじゃないの?」そうそう。
まぐろ館にも、色々と魅力的なお店は揃っていますが、今回のお目当ては違うのです。
まぐろ、ホントにこの後すぐ!
魚屋さん併設のお食事どころ「みやもと」
ばばーーん!色々なお店の中に突如あらわれる、お食事どころ!
ここ「みやもと」さんは、仲買歴50年以上という社長自ら仕入れてくる、絶品まぐろが食べられるお店なのです。
ばばばばーーーん!!
そして、お目当てはこれ! 生 本まぐろ!!
冷凍が8割を占めると言われる、まぐろ。市場を中心にしか流通しない「生まぐろ」は、本当に貴重。ましてや、これは「本まぐろ」。
みやもとさんでも、納得行くまぐろが手に入った日しか食べることはできない貴重な一品なのです!
最近は冷凍技術が…
冷凍技術は発展していて、船上冷凍したまぐろの味は、生にも劣らないという話も良く聞きます。
そもそも、冷凍か生か、というよりも移送プロセスが重要とも。
その上で…この生まぐろをおすすめしましょう!
生 本まぐろ
どどん!!
おすすめは、あっさりした中トロと赤身!たまたま両方が乗った日替わり丼があったので注文!!
もちろん大トロ丼も美味しいのですが、やはりこればかりは好みですね!
見よ!この新鮮そのものの赤身!!輝いています!
どうですか!この、日本人のDNAに訴えかけるビジュアル!
あっさりとした、それでいてガッチリとした旨味が詰まっています。
ちなみにお醤油はかけまわすより、1つ1つつけて食べるのがおすすめ!つける量を少しづつ変えることで、味の変化が楽しめます♪
どうだ!この中トロ!!
おもわずエビも枕にする、この安心感!!
しっかりとしたコクがあるのに、さらり!
脂と筋肉のうまみ。夢と現実のハイブリットとは、このことか!
他では味わえない、柔らかでとろける食感は、生ならではです。
日替わり丼だったので、釜揚げしらすもたっぷり乗ってた!
ちなみに、ほかほかごはんに、ふっくらしらすが乗った「釜揚げしらす丼」も美味しい!!
赤えびも乗ってた!! つやつや!ぷるぷる!!
僥倖っ…!なんという僥倖……!!
いかがでしたか?
美味しい生まぐろが手に入ったときしか食べることができない、清水港みやもとの「生 本まぐろ」いかがでしたか?
まだ食べたことがないかた!
清水港のまぐろ、ご期待下さい!!
おすすめしたお店
https://www.facebook.com/kasi.miyamoto
書いたひと
内山ボススケ
静岡県在住の地元ラブな編集・ライターマン。日夜、世界中を飛び回り、静岡県の情報を集めている。痛風予備軍。やばい。ぐるなび社「みんなのごはん」でも静岡県グルメ記事を執筆中。
Twitter:@bosssuke
著書:静岡のおきて シズオカを楽しむための50のおきて