ゴールド・D・ロジャーの残した財宝「ワンピース」を、「静岡県のデカ盛りだ!」と解釈した我々は、早々にグランドラインから引き返し、静岡県に降り立った。
世はまさに「静岡県デカ盛り!」フードファイター時代!!
静岡県のデカ盛りメニューを調査する
静岡県内に散らばったと言われる、ウソみたいなボリュームのグルメ「デカ盛り」を紹介するこのシリーズ。
「絶対に食べきらない!」を信条に掲げる少食フードファイター「DJヒデアキ」が、デカ盛りに挑みます!
最初のターゲットは「安田屋のチャレンジ・カツカレー」!
チャレンジ・カツカレーの噂
「三島広小路駅の近くに、とんでもなくデカいカレーを出す店がある」という情報が舞いこんできた。
噂によるとライスが5合というモンスターカレーだという。
試しにGoogleで検索してみたが、写真が1つもヒットしない……。これは調査しないわけにはいかない。我々は立ち上がった。
その店の名は「安田屋」
チャレンジ・カツカレーを出す「安田屋」は、実は居酒屋さん。
提灯に「カツカレー」とあるものの、どう見ても和食の佇まい。果たして本当に、チャレンジ・カツカレーはあるのか!
万が一なかった場合、我々は、看板にあった「うなぎ」と日本酒を楽しんで帰るしかない!緊張感が走る……!
そして、いよいよ店内へ
どことなく落ちつく店内は、やはり居酒屋さん。
カツカレー以外にも「はまぐりの酒蒸し」や「かにみそ」などのメニューも並ぶ……。
もし…カツカレーが品切れだった場合、これらのメニューと日本酒を堪能することになってしまう……。
それもいい!それもいいが……ダメだ!!今日はダメ!!
フードファイターへの刺客
優しい大将と女将さんが、なにやら大がかりに準備をしてくれている。
しかし、チャレンジを阻むような、美味しいお通しが我々のもとへ……。
新鮮なお刺身に、自家製ポテトサラダとか天国じゃないか!食べちゃうよ!!
……そうこうしているうちに。
……やつはやってきた。
チャレンジ・カツカレー降臨!
これが!噂の「安田屋のチャレンジ・カツカレー」だ!!
写真では、ふつうのカレーに見えてしまうかもしれない……。
ただ…スプーンに注目頂きたい。これは小さじではない。あきらかに縮尺がおかしいのがお解り頂けるだろうか。
皿の直径は40cm超。全体で3.5kg、ライスは1.75kg、カツは4枚がルーに漬かっている。
この……ごはんの盛り上がり……やばい!!
横から見てみると、ライスの量が尋常ではないことがわかる。高さだけで10cm超。完食者ゼロというのも頷ける。
それにしても……こんなにデカいとは……。
とはいえ……。
「皿の直径が40cm超」と言ってもなかなか伝わらない気がする……。
説明しよう!
バスケットボールよりはるかにデカい直径。おなじみ「びっくりドンキー」の木製プレートは直径21cm。その倍の直径。
ことの重大さは伝わっただろうか。
常連さんも思わず身を乗り出す大きさ。
デカ盛りチャレンジ!
制限時間は30分。
挑むのは、日本で唯一の食べきらない系フードファイター「DJヒデアキ」。
なぜか、ランチにもカレーを食べてきたという彼の表情には余裕がある。
10分経過
DJヒデアキ「うまい!なにこれ!カレー超うまい!!」
スタッフ「うまそー!うらやましい!!」
15分経過
DJヒデアキ「かなり減ってきたな!!」
スタッフ「お……おう!」
20分経過
DJヒデアキ「(もぐもぐ)」
スタッフ「……」
……
……
……さっきから、まったく減っていない。
スプーンが止まった
スタッフ「スプーンが止まるなんて初めて!」
スタッフ「大ババ様、耳が痛い!」
スタッフ「大地が怒りに満ちておる」
DJヒデアキ「おまえら楽しそうでいいな」
そうこうしている間にタイムアップ!!
やってやったぜ!! (残りはスタッフが美味しく頂きました。超うまい!)
まとめ
- 総重量3.5kg。カツは4枚&ライス1.75kgという、超重量級カレー
- 煮込まれたカレーが絶品。またカレーが浸みたカツは、しっとり柔らかくこれまた絶品
- 必ず1人で挑戦する(ギブアップした後は友達と食べても良い)
- 値段は3,150円。事前予約が必要
- 大将と女将さんが優しくて楽しい。チャレンジ中も食べる姿を見に来てくれたりした。
- 現時点では完食者が出ているとのことでした(追記)
いかがでしたか?
信念どおり「食べきらない」を貫き通したDJヒデアキ。しかし静岡県のデカ盛りを調査する旅は、まだはじまったばかり。次なる報告を待て!(自薦・他薦の調査依頼も待ってます!)
今回はデカ盛りで取り上げましたが、安田屋さんのカツカレーは絶品。本当におすすめです。ミニカツカレーもあるのでぜひお試しください。
あと、自家製梅酒も美味しい!
見ろ!この美味しさ!!
美人女将さんも素敵!
美人女将さんの優しさとパワーは必見です!(「美人って書いておてね」と言われた)
追記:完食した猛者の記事
完食の様子はこちらから!最後にスイカ食べとるー…!マジか…!!
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書いたひと
内山ボススケ
静岡県在住の地元ラブな編集・ライターマン。日夜、世界中を飛び回り、静岡県の情報を集めている。痛風予備軍。やばい。ぐるなび社「みんなのごはん」でも静岡県グルメ記事を執筆中。
Twitter:@bosssuke
著書:静岡のおきて シズオカを楽しむための50のおきて
この記事は「いずねこ探偵社」にて2013年3月29日に公開されたものです。